沖縄の話でなくてすいません。とまずお詫びから。
本業がここの所多忙で休みが取れずに、遠場の取材に行くのもままなら無い状態でした。
でも、やっと二、三日なら休めそうな隙間を作れそうなので、今まで行きたかった離島でも取材がてら遊びに行こうかと思ったのですが、そういえばかみさんの親戚が亡くなってから、お線香もあげていないなーと言う話になり、急遽九州に行く先変更。
サイト取材は後回しになっちゃいました。すいません。
で、なぜ個人的な旅行をブログに載せたかというと、2日目に泊まった温泉が私史上最高の泉質で、その上宿もなかなか上等。せっかくだから皆さんにお知らせしたくなった次第です。
場所は鹿児島県の紫尾山山腹にある紫尾温泉。
鹿児島空港からは小1時間かかる場所ですが、山の中の神社に隣接した3軒の旅館しかないような場所。
利用したのはその一軒である”しび荘”さんが最近つくった独立したコテージ風の、6部屋だけの”紫尾庵”。
まだ新しさの感じられるフロントに入ると、丁寧な受付のあと利用する部屋に案内されました。
ちなみにここの接客スタッフは若めの女性ばかりで、柔らかい物腰と節度あるフレンドリーさで好感が持てました。
部屋はかなり広めで余裕のある造り。一部屋に一つ温泉かけ流しの専用風呂がついています。部屋によって露天だったり室内だったりしますが、お天気が不安だったので室内をチョイス。
部屋の広いガラス戸から庭に出られ、その先に細い川が流れていて、その向こうは竹林。
沖縄には無い感じの自然がいっぱい。
一服してお風呂に入ると透明な湯ながらとても暖まり、肌も一気にすべすべ。今まで愛媛にある権現温泉が最高だと思っていましたが、それ以上に快適です。
食事はフロントのある建物に各部屋用の個室があって、案内してくれた女性がタイミングよく一品づつ運んでくれます。地元で採れた野菜などを中心に関西系和食の料理人さんが作ったと思われるメニューで、品の良い食器にきれいに盛り付けられていて満足いくもの。
スタッフの女性が話してくれた所によると、このあたりは夜になると野生のウサギやタヌキ、イノシシなどが庭先まで来ることもあるらしく、彼女が10時過ぎに帰宅するときには、必ず鹿を見かける場所があるそうです。
そんな山の中ですから、夜になったら温泉街を歩いて見るなんていう楽しみはありませんが、自然の中でゆったりと温泉を楽しみたいと言うときには最高かと。
私は帰ってくるなり、次はいつ行こうかとスケジュールの合間を探している次第です。
5月には庭先の川の近くでホタルの乱舞を見ることもできるそうで、できたらその頃に行きたいけど…二学期制の学校があるんで、無理かもなー…。